こもるーとたぬきの備忘録

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宮城旅行に行ってきた話①

宮城旅行に行ってきました。今回の旅行の目的は、宮城峡蒸留所作並温泉 ゆづくしサロン一の坊
次の夏の旅行どうしようかと話題に上がっていた時、たまたまZIPで旅行特集が放送されていたんです。何気なく観ていたら、今回宿泊した一の坊が紹介されていました。
旅館の雰囲気も良く、旅行雑誌るるぶの編集者が本当は教えたくないおすすめの宿と紹介されていてここに行ってみたいと思ったんです。
しかも場所は宮城県の作並。宮城蒸留所にも行ける立地ということもあり、今回の夏旅行では宮城蒸留所と一の坊に行こうと決まりました。
旅行の1週間前くらいでしょうか。
昔から、楽しみにしているイベントであればあるほど、悪天候に見舞われやすい私です。
今回はどうなんだろうと思っていたら、見事に台風が3つ発生していました。
あーやってしまった思わずつぶやいていました。
進路予想図では、台風がちょうど関東から東北を縦断しているんです。
3日前くらいからもしかしたら、旅行に行けないかなと思っていました。
「旅行行けないかな…でも行きたいな」とモヤモヤした気持ちを抱えながら前日になりました。
仕事の空き時間で台風情報を確認したら、暴風域から絶妙に作並が外れたんです。
ほんとにすこーしだけ外れていたんです。
こんなことってあるんですね。嬉しすぎてそのまま思わずお兄さんに連絡していました。
私からの連絡をみてお兄さんも笑っていたらしいです。
さて、旅行が始まる前から、思い出が尽きない今回の旅行。
当日の朝は曇り。結論から言うと、今回の旅行では台風の影響は全く受けなかったんです。
自称、晴れ男のお兄さんに感謝ですね
上野から新幹線で仙台へ。ここでも思い出深い話があったんです。
新幹線の座席は、2列と3列に分かれています。
私たちは3列の窓側2席を予約していました。
上野から新幹線に乗り、次の停車駅である大宮につきました。
すると、空いてる1席に女の子を抱っこしたお母さんがやってきました。
聞いてみると女の子は1歳8ヶ月と言うではないですか。
詳しくは聞きませんでしたが、青森へ娘さんとお母さんのお二人で向かわれるとのこと。
お母さん1人で1歳8ヶ月の子どもを連れて青森に行くなんてすごいなとびっくりしました。
娘さんが余計にお菓子を食べたがらないように、食べていたトッポをしまったり、娘さんとお母さんが座れるように、肘掛けを収納して座れるスペースを空けてみたり…協力できることはしてみましたが、あれは果たして役に立てていたのでしょうか。
それ以上に娘さんが可愛くて、可愛くて、気づけば私たちが遊んでもらっていました。
お兄さんも娘さんのシール遊びに付き合ってあげていたりして、その光景に気持ちがほっこりしました。
私たちは仙台で下車するので、そこでお母さんと娘さんとはお別れ。
別れ際に、「楽させてもらいました」なんてお母さんから言ってくれたのが嬉しかったです。
無事に青森で楽しく過ごせていたらいいなと思います。
10時半には仙台に到着しました。少し早いですが、お昼を食べに行くことに。
せっかくの仙台ですから目指すは牛タン。
最初、善治郎という仙台でも有名なお店に行きました。
開店前にも関わらずたくさんのお客さんがいてびっくりしました。
整理券を受け取って待っていましたが、このペースだと作並行きの乗りたい電車に乗れなくなってしまうということで、善治郎は断念しました。
仙台でお昼を食べるのは難しいかなと思っていたところ、お兄さんが利久という、牛タン専門店を見つけてくれました。
こちらもこちらで有名なお店らしく、すっごく美味しかったです。
牛タンも美味しかったけど、私的には初めて食べた牛テールスープが非常に好みでした。
お店見つけてくれたお兄さん、ナイス…
牛タンでお腹を満たしたら、いよいよ宮城峡蒸留所
去年行った白州蒸留所では、有料の見学ツアーに外れてしまい悔しい思いをしていましたが、今回の宮城峡蒸留所では有料のセミナーに参加できたんです。
セミナーの講師の方のお話が面白くて、あっという間の90分ツアーでした。
宮城峡蒸留所は、自然豊かな土地に蒸留所の景観が馴染むよう、電柱や電線は地下に、そして建物は赤煉瓦で作られています。
美味しいお酒ができればいいじゃないかということではなく、自然への感謝を忘れない創業者の思いからだそうです。
また、創業者の竹鶴さんのご実家は、竹鶴酒造という酒造りを生業とするお家だったそうです。神様に感謝しながらお酒を作り続けるご実家に由来し、すべてのポットスチルにしめ縄が飾られてありました。
講師の方曰く、毎年の年末年始に交換されるのだとか。
ウィスキーの製造過程には、数年から数十年という長い熟成期間があり、この熟成期間のお酒の変化は、神のみが知るところでしょう。ゆえに、美味しいお酒というのは、作り手の努力はもちろん、自然の恵や神様のおかげである。そのような心持ちで創業者の方はこの蒸留所を作ったのだなとしみじみしました。
蒸留所の見学を終えた後には、ウィスキーの試飲がありました。
有名なニッカウィスキー宮城峡や与一を構成するモルトウィスキーなどを試すことができました。
蒸留所を見学した後だと、ウィスキーの味わいがより深く感じられた気がします。
我が家にはたくさんのウィスキーがありますが、これからは今まで以上に味わいながら飲めるかなと思います。
まだまだ書きたいことはあるのでは、今日はここまで。
続きはまた。